藤本壮介展に行ってきました
こんにちは。
この週末に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催されている藤本壮介展に行ってきました。
藤本壮介さんは25年大阪・関西万博の「大屋根リング」の設計者です。

芝浦工業大学すごい!
ここまでなんか当たり前のように建築好きっぽい感じで語り始めていますが、
実はあまり建築には明るくなく、お目当ては芝浦工業大学を見学させてもらうことでした。
なにせ総合文系大学出身のわたしにとって、理系工業大学は憧れの世界ですから…!
休日ということもあり、キャンパスの雰囲気は落ち着いていました。
地域の人にも愛されるよう、開かれたキャンパスを目指しているらしく、
学生さんだけでなくベビーカーを押すご夫婦、ペットと散歩するご老人など様々方が
カフェでくつろいだり、行き交う様子が印象的でした。
研究棟の裏手には豊洲運河が流れており、開放的で気持ちの良いキャンパスでした。



新たな祈りの場として
展示会の内容についても触れておきますね。
太宰府天満宮は菅原道真公を祀る神社として1100年以上守り継がれてきました。
2027年、道真公の薨去1125年の節目を迎えるにあたり、現在ご本殿を124年ぶりに大改修しています。
改修期間の約3年間、神事や参拝のために建設されたのが仮殿です。
太宰府天満宮はこれまでも伝統を守りながらも新しさを取り入れることで長年継承されてきました。
今回、「期間限定のプロジェクトだからこそ、現代建築で」と、藤本さんへオファーされたそうです。
宮司の思い切った挑戦にちょっと胸熱ですよね。
実は今年3月に福岡へ旅行した折に、太宰府天満宮に参拝しています。
当時は「太宰府天満宮って意外と現代的なんだな… 」ぐらいに思ってスルーしておりましたが、
今回やっと合点がいきました。
ポスターにあるように、仮殿は屋根全体を森にするという大胆なデザインとなっています。
デザインに行きつくまでのプロセス、境内の草木を活用するエコシステムの考え、現代建築の伝統への挑戦など、
建築に疎くてもプロジェクトの軌跡を楽しめる展示会でした。
藤本壮介展は25年10/26までの開催、太宰府天満宮仮殿は26年5月までの設置となります。
ぜひみなさんも足をお運びくださいませ。
